ゴジラデビューからの怪獣映画どはまり。
流行ってますね、「シン・ゴジラ」。
ようやく絶賛するばかりの感想が落ち着いて批判も散見されるようになりました。
私はというと、すっかりハマってしまって3回目の鑑賞を検討しています。
1回目は、IMAXで。
2回目は立川シネマシティの極上爆音上映で。
となると3回目は4DXでしょうか……?
そもそも私は生まれてこの方ゴジラ映画を見たことがなく、
唯一見たことがあるのは平成モスラの1作目のみ。
怪獣映画ってどんなものなのかよくわかっていませんでした。
しかし、ここ5年くらいでじわじわとウルトラマンにハマりつつあり、
昨年の「ウルトラマンX」で完全に夢中になっている私。
今年3月の「劇場版 ウルトラマンX」を見た時には
街で大暴れする怪獣たちの姿がもうとんでもない迫力で、
ウルトラファンはテレビシリーズも含めて10年近くウルトラマンの本格新作が
見られなくて、ようやくここまできたのか、と感慨深くもなりました。
田口清隆監督の、2016年は怪獣映画が
大盛り上がりの一年になるといいというツイートが
ついに現実になりそうな勢い。うれしい。
ウルトラマンオーブも面白いし、劇場版の製作が決定しているようだし
今後の展開が楽しみです。
さて、「シン・ゴジラ」。
僕らの在来線大活躍とか
石原さとみがかわいいとか
見どころはたくさんありますが
やっぱりよく知っている街がゴジラによって破壊されていくリアリティが
一番印象的でした。
この映画で興奮した私みたいな人間は次にどの作品を見ればいいのか?
いろいろ調べました。
もちろん、歴代ゴジラシリーズを見るのもいいし
ちなみにエヴァは全部見ているので今回見返したりはしなくていいかと思った。
調べた結果、劇場版パトレイバー(最近やった実写ではなくアニメの方)と
平成ガメラ3部作の影響が色濃く出ているらしいとの情報があり、
全部見ました。
こういうときは勢いが大事ですからね。
見てわかったのは、「シン・ゴジラ」は何もないところから庵野監督が一から作り出したわけではなく、ちゃんと順を追って、進化してきた結果として生まれた作品だということ。
劇場版パトレイバーでは、コンピュータウイルスによるレイバーの暴走に対して
警察組織がどのように対処するか?というシミュレーション映画の要素。
平成ガメラにはリアリティのある怪獣映画としての挑戦があり、
自衛隊の出動を本格的に描いた作品でもある。
ガメラ3がテーマとした通り、怪獣が都会で暴れれば、
人間に危害を加えるつもりがなくたって人は死ぬ。
ただただ謎の巨大生物なんだけど、生きているだけで放射能汚染が起きるし
近寄れば破壊される。ガメラで排除しきれなかった夏休みの子供映画としての要素
(人間の敵か味方かとか、子供の心と反応してパワーアップするところとか)を
完全に排除して、意思の疎通が図れない害獣としての怪獣を描き切ったところが
本物の怪獣映画を見た、という感想につながるんだと思いました。
それにしても、休止していたシリーズを復活させるときの製作スタッフの気合いというのはすごいものがあるなあと思います。
私が知っている特撮で言えば、ウルトラマンティガ、平成ガメラ、仮面ライダークウガ。
今まで描かれなかった面を描かなければ、シリーズを復活させる意味はないと思う。
思うけれども、すごいですよね。
ウルトラマンティガでは本格的にCGを導入して、今見ると拙さが気になるけど、
確実に今につながるものがあります。
平成ガメラ3部作を見ていると技術の進歩が目覚ましいものがあるし。
常に新しいものを追求することの苦労を感じます。
とっちらかったエントリーになってきました。
やっぱりゴジラかな。
平成モスラ見ようと思ったらレンタルDVDはないんだそうです。
悲しい。